『百舌谷さん逆上する 7巻』を読みました。
前巻からの続きで、ハロウィンパーティでの竜田くん(弟)の増長っぷりが気に入らない千鶴がどうにか百舌谷さん含めてイテコマシテやろうかという展開になっていくのかと思っていたら、竜田(兄)が百舌谷さんと接点を持っているとるるなさんを差し向けていたけれど、葛原さん自らがその実態を伺うべく立ち入っていって…。
…という展開で、この巻は葛原さんメイン。前巻からの流れでこうなるとわ思ってもいませんでした。
結果、樺島くんと色々な接点も改めて見つかり……ってゆーかガチでドMプレイじゃないスか……。
で、それに憧れ嫉妬するとかなにそれ葛原さんwww
…って思ってたら、昔、百舌谷さんと葛原さんは同じクラスで近い存在だったという流れに。
そこからは葛原さんの過去話が後半は続いていく…というのがこの巻で、後半はほぼ完全シリアスな話。
葛原さんが当時のクラスメイトからされていたコトって、ドMを楽しむってコトを受け容れてるんじゃなくて、るろ剣の宗次郎ばりに、どんな陵辱も笑顔で耐え抜く、というのに近い印象を見受けましたけどね。
帯の文面がこの巻の内容を物語ってるんですが、確かに急展開で、読んでる私としては、百舌谷さんを巡るツンデレドタバタクラス騒ぎが見たかったので…結局あの後の、兄のほうの話として勘違いしてちょっと凹んだっぽい百舌谷さんや、『ツンデレだから気になってた(百舌谷さんと似てるからという解釈)』という、女の敵的衝撃発言をした竜田(弟)くんに絶句した千鶴がどうなったのか? ……が読みたかったですけどね。これは次巻以降かしら。
しかし7巻後半の展開からの最後のシーンを含めて、百舌谷さんのツンデレが、ガチ良い人フラグになっててデレが最高潮になるんじゃなかろうか。
5巻ラストでもあったカネの話、葛原さんが現在貧しい暮らしをしてるなど、そのあたりの解明が先に進んでいくんでしょうかねぇ。
あ、コックリさんは、マジでやらないほうがいい って、ぬ〜べ〜先生も言ってませんでしたっけ。
百舌谷さん逆上する(7) (アフタヌーンKC)
(2011/12/22)
篠房 六郎
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