藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『少女ファイト 8巻』読了。”

“『少女ファイト 8巻』読了。”
少女ファイト(8) (イブニングKCDX) (8巻)』を読みました。

通常版表紙 サラ、特装版表紙 広之がメイン。
サラの父親が監督をする朱雀高校バレー部が登場〜…。

前巻からもだけど、関係性が良くなってきたのか、相手を自分の未熟から貶めるんじゃなくて、
本当に相手の為に遠慮なく声をかけたりなど、接してるよね。

『自分の幸せの為に遠慮をするな』というような。
過去の出来事に引き摺られ、『私はこう生きるしか無い』、『こう生きるコトが私の運命(さだめ)』だと言い聞かせ、誰かの為で在ろうとする。

傲慢な思いではなく、本当に誰かの為を思うなら、自分をしっかり想って欲しい。
…読んでてそんなコト思いました。

で、
2人がメインの話が置かれてたけど、それとは違って、最後に収録されてた57話なんか良かった。
“レシーブが不利な学をみんなでカバーする”とか、“人に興味がある人が一番強い”とか。
見ているのに無関心を装ったり、出来ないコトをただ悪いコトとして、ほかの良さを認め合うことが出来なかったりしますもの。

もう一つ別の話。
朱雀のタイプを苦手と評した練だけど、じゃあ、挫折や筆舌に尽くし難い苦労をした人が、完全に個性を消すことに務めて、役割を果たすことだけを責務とし。
達成の喜びを分かち合うコトも義務感から喜ぶ。

“私”が役割を果たせているという、受容(需要に非ず)された喜びを抑えながら。

…多分これって隆子のスタイルに近いのかな。ただ、隆子は自意識が自制出来てない感じがするけど。
そういえば練も『自分のプレーの個性を無くしたい』って言ってたし。

9巻ではそんな隆子の話になりそうな。

少女ファイト(8) (イブニングKCDX) Book 少女ファイト(8) (イブニングKCDX)

著者:日本橋 ヨヲコ
販売元:講談社
発売日:2011/07/22
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