藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“【映画】『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』を観た。”

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鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』を観ました。


前作のアニメシリーズの完結編、『シャンバラを征く者』も映画館で観たんですが、今回も劇場まで足を運びました。

…まぁ、入場特典で、『鋼の錬金術師 11.5巻』が貰える というものも大きかったんですが。

(以下、今回の記事はネタバレを含みます。)


























内容についてですが、もう最初っからね、エドによる、
「アル行くぞ!」
っていう予告映像でもお馴染みのあのセリフを聞いただけで感動してしまったんですけど。(苦笑)

冒頭からアクションばかりですね。この前の『MAG・ネット』で流れてた列車の上でのバトルシーンとかやっぱ良かったですね。
列車が交錯して視点が変わっていくトコとかですね、あのシーンではエドと戦ってる相手のあと2人の素性が分からない状態っていうのもね。

アクションシーンはこの、外での列車の上でのバトルもだけど、谷の中の洞窟の中での内部でのバトルシーンもね。閉所ならではのバトルも良かった。

っていうかホントめまぐるしいアクションシーンの連続で、日常描写は殆どないですね。
序盤の中央でのシーンとか、谷でゴンじいがオートメイルに興味を持ってた辺りとかそれくらいだったな。
アームストロング少佐がその序盤のシーンに少し出てただけだけど、仕草や存在感が少佐そのものなので、出番少なくても印象には残るよね、あれは。(中央に来たウィンリイに挨拶するトコとか。(笑))

映画のオリジナルヒロインのジュリアの兄が、見ていて え? って思うトコもあったんだけど、複線とかはちゃんと張って消化されてるんですよねぇ。
後半の物語が佳境になってるシーンで、ばったばったと人が死ぬわ、『聖なる星』生成してる様子のエグさはハガレンらしいというかなんというか。

そしてアルフォンス、ヒロイン(ジュリア)救いすぎ。(笑)
いくら鎧だからって、あまりにもナイトしすぎ。それはジュリア惚れるよ。(笑)


ジュリアの兄妹の過去のシーンで、イヤリング作ってるとこ…なんか緑色の光が光ってる感じんとこはジブリ…つかラピュタっぽいなー、なんて見てたり。
(あとでパンフレット読んだら、監督の村田さんと作画監督の小西さんがジブリ出身なのね。)


ストーリー展開全体としてはすごく良かった。やはりバトル描写がね。
展開の終盤部分は、んん? って思うところもありましたけど。
(溶岩のあたりとか。ジュリアが力を使えるようになってからね。錬金術ホント万能。)

ただラストは良かったのでわ。この足で歩くこと とか、エドがジュリアの行為を認めないって言ったところとかね。あぁ言うのエドですよね。


パンフで脚本を担当された 真保さんの言葉にあるように、アメストリスのいつもの顔ぶれの出番が殆ど無かったのは残念だけど、仕方ないですよね。



あとは、まー、やはりね、パンフレットで釘宮さんのトコにも書いてありましたけど、アルフォンスが鎧姿でいる っていうのがね。それでこの映画のエンディングが、“まだまだ旅は続いていく”っていう終わり方をしてるのが良かった。
…当然エピソードは単行本10巻前後に組み込まれた話だから当然なんだけど、一度大団円を迎えた作品のスピンオフをこういった視点で、で、イチ視聴者・読者はもうこの物語の終わりを見てるワケですよ。その“鋼の錬金術師のエンディング”を見たあとで新作を見れるというのは嬉しいものですよ。
(それは先日のガンガンに載ったプロトタイプ版も同じことですが、今回の映画の終わりのほうが続いてる感を感じられたなー。)

やー、面白かったですよ。バトルシーンの連続だし、後半は謎が明らかになるから(ジュリア兄の件がね)目が離せなかったですよ。








パンフレットの内容ですが、かなり充実していてビックリ。
っていうーか、フツーに荒川先生の漫画が載ってるとは思わなかった。
制作者側のインタビューもたっぷりだし。

11.5巻の方もやはり漫画がステキなのですが、さらにはカバー裏もいつも通り。(笑)
スタドラ?(笑)

やー、まだまだ鋼が終わってないですね。
荒川先生には鋼の続きとかは望みませんから 是非またスクエニで執筆を…。(前も書いた。)