『月華美刃 2 (ジャンプコミックス) (2巻)』を読みました。
近衛兵、ミクニとともに、間違って梅の基地に入ってしまい、そこで囚われた女性らを解放したり、力を解放させると云う爺さんに会ったり――…。
なんというか…主人公サイドがぐちゃぐちゃでございます……。つかカグヤですけど。主に。
意志が脆かったり、フツヌシの力もコントロール出来ない。
けどこれは必然の、カグヤの経験なのでしょうか。
イズミヤが言うように、温室で大切に育てられてきたが故に無知でもある。でも だからこそ 皇女として 全くゼロの状態で世界と触れることで学んでいく。…というのでしょうかねぇ。
そして梅家のイズミヤ。またこのキュートな残酷さ☆ ハトヤよりもイってるのがイイね。
ハッキングをする少年アビコの父にまつわる回想とか、こういうダークな描写はこの作者ならではですかね。
こういうのとカグヤがどう関わっていくか っていうのがまだまだ楽しみですね。
主人公とミクニ以外はどうしても黒い部分を持ってるキャラばかりなのでどうなっていくのかですよ。非常に不安定な主人公だからこそ(カバー折り返し作者コメントで『迷走してます』とありましたけど。(笑))、主人公は作品の光明で在り続けてほしいものです。
月華美刃 2 (ジャンプコミックス) 著者:遠藤 達哉 |