IKKI COMIX rare というコトで、特定の書店でしか売っておらず、三○堂で購入してきました。
『白井弓子初期短篇集 (IKKI COMIX rare)』を読みました。
前半の“touch”には少女のような恋、羨望があり。(しかし悲恋だけれど読後感は“悪くない”)
中腹の5篇は“母”を。
“記念日”は老夫婦の約束。
そして“成人式”がこの本の幹となる作品のような気がしました。
“母”に関しての作品群は、
や、もぉ子育てって大変なんだな。子どもながら どこか申し訳ないと思いますが(笑)、そんな大変さも心地よい思い出と思ってくれたらなぁ。思ってるのかなぁ。と。
“記念日”はカッコ良かったです。夫婦ともに。
“touch”は一番読み易かったです。しかし大人になって幸せな高橋が見てみたかった。(笑)
“成人式”はとてもファンタジックで悲しい感じ。
けども失敗を繰り返して、悲しいを繰り返して。それでも子どもの、後世の 幸せを願うというなら、それは先を行く者の至福、大人になるということ? なのでしょうか。
面白かったです。
短篇もまた読みたいですね。
白井弓子初期短篇集 (IKKI COMIX rare) 著者:白井 弓子 |