藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『ドキュメント '10【闘う!本屋のオヤジ】』を見た。”

2010.03.21.夜中(22日) O.A.

ドキュメント '10『闘う!本屋のオヤジ』を見ました。


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札幌市 琴似。くすみ書房 個人経営。1946年開業。

現在の店長が店を継いだばかりの時、それまでは地下鉄やバスの乗り継ぎ客で賑わっていたけど、路線変更の都合でお客さんが減ってしまった。
さらに、コンビニが近くに出てき始めて雑誌の売り上げが減った。
売上は毎年20%減ってきた。

さらに息子が16歳の時 白血病で他界。
けど、店を畳むわけにはいかない。

……どうしたら お客さんを戻せるか。
1日10冊 本を読む。これを1ヶ月続けた。
そこに、
『非常識が非常識な結果を出す』
…この一文が目に止まる。

そこで、町の本屋の“売れない文庫フェア”を企画。
用意した1500冊が完売。

また、店の中で朗読会も実施。かつての活気わ取り戻しつつあった。
……が、
店長:「中・高生がいない。」
中学生にお客について欲しくて、中学生向けのコーナー、帯を作った。
結果、教師や親御さんが購入するようになり、間接的に中学生に届くように。

取り組みはメディアでも取り上げられ、他県の個人書店でも取り入れられるようになった。

しかし、
ここ数年でオープンしてる新店は大型書店が大半。10万冊を取り揃えている。
くすみ書房は3万冊。店を開店しているだけで借金が…。

そこで店舗移転を図る。

地下鉄の駅に直結のショッピングモールにテナントを構える。
テナント代は増えたものの、以前の3倍の来客に。
若い家族に着目して、絵本の品揃えを増やしたり。
絵本の読みきかせにも力を入れ、家族を始め 女性にも幅広く受け入れられるように。


店長は図書館にも出向き、子どもたちに本のPOP作りをお願いする。
ほかにも くすみ書房には他にはない個性的なPOPが付けられている。

さらに元いた琴似地区に戻ってきては、ネット書店に対抗すべく 自ら50件 本の配達に伺う。


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という感じの内容でした。
昨年の本の売上TOP 3も出てましたけど、全国的な結果と、くすみ書房の結果が全然違う。
これも個人の検討のたまもの。というか。

ところで私、番組中で この本屋の取り組みがメディアに取り上げられた……って、多分そのニュース見てるんですね。

“売れない文庫フェア”とか見たコトありましたもん。
ちなみにその時のニュースでの“本屋の取り組み”という特集の中では、書店員がオススメの本を紹介するVTRを作ったりとか、そんなようなコトをしてる書店の紹介とかも。


前にもこのブログで書いたかもしれませんが、私はどうしてもマニアックな本を買うのでどうしても大型書店に行くんですね。品揃えの面で。

つか、ウチの近くでよく行く本屋は殆どが大型書店でチェーン展開してるトコばかりですが。
それでもなるべく本屋で買うようにはしてるんですよね。
そこはやっぱりサービス面でさ。

この前『PEACE MAKER』を取り寄せた時も、普通に本屋に行っていてサービスが良かったから今回もお願いしようと思ったり。

出版不況とか言われてますけど、それでも私は本が、本屋が好きなので。気に入ったトコは贔屓し続けてくだけですけどね。