藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『バクマン。 7巻』読了。”

バクマン。 7 (ジャンプコミックス) (7巻)』読了。

“疑探偵TRAP”の連載が打ち切り。担当港浦と共に新作に挑むべく、ギャグとシリアスを作って読切を作るも…。

高木が作れる 個性あるストーリーって何だ。
2巻のP.107で服部さんは、
『高木くんの良さって 子どもらしくない話を作るとこだったんだ』
と。

“未来時計”がどんなのか掴めないけど、ギャグマンガの“TEN”と比べて…、
つかギャグマンガは頭良くないと作れないからねぇ。

で、
“未来時計”を読んだ服部さんと吉田氏は、
『何かひとつ足りない …小手先で…』
とか。

で、エイジの“未来時計”の感想は、
『本当に面白いんです 僕にだけかもしれませんケド
 亜城木先生は主人公に自己投影しないですから 〜心がないとか言うかもしれませんケド』
と。
けど逆に静河流の作品も『面白い』と評し、『亜城木先生とは反対の自己投影型』と。

そして亜城木先生に作ってほしいのは『エグい話』と。

“書きたいものがギャグじゃない”
って高木は言ってるけど、高木は計算タイプだからなんでもソツなくこなせるんでしょうね。
だからそれが編集に“小手先”と評されて。
で“金と知恵”のようなエグい話は“心”が入ると読む人がさらに厳選されるから、計算でエグい話にした方が中和されて面白いコトになるんでしょうかね。
新妻エイジのトレジャーの評価のキャラの観点で、“未来時計”は3点で、“斜本”は4点だし。

よく漫画賞では“キャラが大事”って言うからなぁ…。
描き手の得手、不得手もあるとはいえ、読み手が感情移入して読むのが面白いとするか、展開を客観的に面白がる というの の違いなのかな。

ところでP.145のサイコーのセリフ、
『ヒット作を出したいんです!
 〜何とか長く続けようって話にしか』
長く続く…ってヒットしてるコトじゃないのかなね。
爆発的なヒットが欲しいのか。
ホームランを狙ってるってコトか。ヒットで繋ぐんじゃなくて。
40歳までには結婚…って話もしてるんだったら、長く続けたらチャンスは訪れると思うけどね。

この巻は 作者と、編集と、漫画家の 何が面白い漫画、読みたい漫画なのかと話してるのが面白かったですね。

バクマン。 7 (ジャンプコミックス) Book バクマン。 7 (ジャンプコミックス)

著者:大場 つぐみ
販売元:集英社
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