cali≠gari、セルフカバーミニアルバム『1』(正式表記は「1」を左右反転)を聞きました。
あまりにも偏った選曲で通常盤である6曲だと15分ほどという短さで。(限定盤はスタジオセッションが入ってるので倍の時間が収録されてますが。)
偏った、攻撃的で狂ってるものばかりが収められているので、リリースの発表があったときには「是非聞きたい☆」と思ってました!
全体的にギミックやエフェクトは使ってない印象。パンクっぽくなってるような感じ。
曲自体については発表時にメンバーによる曲解説座談会が公式YouTubeにアップされてますのでそちらを。
研次郎さんの名司会っぷりも板についてきました…w
曲について。
個人的にはなんといっても“クソバカゴミゲロ”がお気に入り☆
こちらだけ『9』収録の“PPPH”を原曲としたもの(但し歌詞は全く別)で、タイトル自体から全く知らないものだったので 新鮮な期待もあったのですが。
ほかの収録曲が攻撃性をそのまま表わしているようなものばかりなんですけど、“クソバカゴミゲロ”だけ曲の体温が低いのがイイ☆
曲後半での石井さんの「クソバカ」に対して青さんの「ゴミゲーロ!」っていう掛け合いのところはちょっと語調が強いんだけど、それ以外のフレーズは怒りを抑えてる様子が表わされてるような気がしてすごく感情移入しやすいw
「イライライライライライライライラ」っていうところのバックでループが鳴ってるところもね。私がイライラしてるときの脳内再生率高いですよ☆
前半の「クソバカゴミゲロ」と繰り返す部分もね。冷淡に抑圧した怒りをサラリと吐く感じがして好きです☆
また タワレコのbounceで青さんによる『1』の記事も上がってます。
[外部リンク] : 『インタビュー・cali≠gari『1』』(TOWER RECORDS ONLINE bounce)
青さんが実際に起きた事件をテーマに歌詞を書いてるっていうけど、それがうまいですよねー。
(私の場合は露骨にしちゃうからダメなんかなー☆)
『クソバカゴミゲロ』にしても「大した理由は別にない」とかもフツーにそうですからね。
私、過去作で「殺す理由はなんでもいい。どんな理由だったら適当かな?」っていうのを含ませたセリフ書いたりしたけど全く伝わらねぇでやんの☆
そらフラストレーション溜まるからどんどん屈折するわね私☆
だから巧くそれを表出するには、青さんの言葉を借りれば「悪意を茶化す」ってコトよね。
人の悪意自体をギャグにしてしまって“引く”ことすら与えず、“むしろ笑えた”みたいな。“引き笑い”じゃなくて。
(個人的にはアニメ『BLOOD-C』の最終回も爆笑だし、アニメ『屍鬼』で車で轢くところも笑えます☆)
悪意のエンターテイメント化を巧く死たいなー☆
ところで座談会で、研次郎さんが「“クソ”“バカ”“ゴミ”は分かるけど、“ゲロ”って言い放たないよね」的なコトを言われてましたけど、「ゲロくせぇー!」とかそんな感じで。ジョジョっぽく。
密室限定盤にはセッションの模様がDVD付きで。
石井さんのメイク・コスチュームはホントいつもすごい…。w
研次郎さんがメガネかけてないのはいつ以来なんだろう。っかし、こうして見てもベースエグいなー。
1
(2013/07/10)
cali≠gari
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