藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“[ワールド]・ワイド・ドレッド”

[外部リンク] : 『でんぱ組.incの新曲「W.W.D」に対して思うこと』(togetter)

[外部リンク] : 『でんぱ組.inc「W.W.D / 冬へと走りだすお!」インタビュー』(ナタリー)


楽曲がヒャダインだっていうコトと、上記のインタビュアーが吉田豪さんだから ってコトで興味を持って、の、このエントリなわけです。


んー、前から個人的にさんざん思ってることですけど、人の弱さっていうか、自分自身の内面の脆さみたいなもの っていうのは吐き出しても所詮伝わらないものだ って思ってますし、
誰かがその言葉を代弁してくれたとしても、その代弁者がキッチリ代弁してくれるか っていったら疑問ですし、そんで代弁ごしとはいえ伝わるか っていっても疑問で。
意義としては『吐き出すこと』自体にある って思ってるので。

だから吐き出すほうは伝わらなくても愕然としない コトが大切っていうかね。

見た目や振る舞いや言動では、その人が内面の何の弱さを動機に振る舞ってるか だなんて分からないものですよ。

でんぱ組のコたちも事情は個人のどうあれ、なにかしら精神面で深いキズ持ってるワケでしょう。
それが今、アイドルってことで小さいながらも華々しいことやってるから「なんだよどうせ嘘だろ」って突っ込みされたりしてね。
まぁ、でもそれはテレビに出てる芸能人でも、「昔はイジメに遭ってました」って発言したところで叩かれたりするものですからね。
「何言ってんだよ、今そんだけ活躍してるやん」と。

そこでまた「「私の方がヒドい目に遭ってた」から、他のいじめられてた人はどうだか知らない」 ってなってしまったりもするワケで。

だから理解なんてなかなかされないものだし、同情として受け止められてしまうだけになってしまったり。
「昔凄惨だったとしても、今楽しいんだからアンタはいーじゃん!」ってなってしまったり。
「私は今も過去の凄惨が積み重ねられて引きずってるままなのに…!」とかね。
うん。



自分の住んでる世界が“世界の全て”で、その“世界”に恐れを抱いてしまって身動きとれなくなってしまう。

これはぶっちゃけ誰でもあることで。

けど、それが世界の全てじゃない ってコトに気付いて“世界の外”に出るだけで別の世界が開けたりもするんだから、踏み出した人をとやかく言うものでも無いんですけどね。


誰にも伝わらないかもしれないけど、吐き出すことには意義がある。
けど、吐き出した人を叩く人もいる。…まぁ、いるだろうけど、
そういう人を気にして吐き出せないことのほうがもっとツラいですからね。
(以前も似たようなエントリ書いたかもしれませんね。)





ところで楽曲自体に対してのツッコミですけど、ヒャダインとしての(前山田というよりは)ギミック色が強すぎて、聴くだけだとちょっと辛いです。ライブだと楽しいんでしょうけど。
なんだかちょっと昔にあった同人音源みたいな、まさに“電波ソング”的でガチャガチャしてる音だなぁ って思いました。(“でんぱ組”だから“電波ソング”を意識した っていう狙いがヒャダインさんにもしあったなら、私は思うツボな発言をしてるワケですがw)