藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“憧れの自由。不自由な自由。”

自由になるのは難しい。自由にやるのは難しい?

与えられた自由の中で自由を目指すか、束縛の中で自由を求めるか。
自由の判断を促されるか。

自由に使っていい時間、空間を与えられる。
制限下の自由。

いったい 何が自由なのか。

自由の行為を断罪される。
別段、誰かに迷惑をかけたり、犯罪行為を行うワケではない。
ただ、その行為はその言葉は自由ではない。と判断される。


大空を飛び回る鳥は空を自由に飛び回る。
許されたのは、その 一定空間の空 のみ。

領域を侵害すればひとたびそこは狙われる。
自由は遠慮しなくてはいけない。

相手のことを考えて自由に振る舞わなければならない。
不自由な自由?

でも空を飛ぶ鳥に憧れる。あんなに高く広く飛び回れたら。
羨望は尽きない。


その自由は自由ではない。
あなたの考えも、
あなたの行為も、
あなたの歌も、
あなたの絵も、
あなたの発明も、
あなたの構成も、
あなたの脚本も、
あなたの手も 足も 指も …体の全ても、
あなたの脳も、
あなたの精神も、
あなたの魂も、
あなたの心も、

………自由ではない。

遺伝子のつながり、
方法論の再構築、
瞬間の連続、
膨張し続ける宇宙、
とめどなく溢れ続ける時間、

全て、先人が築いた連鎖の中に飛び乗りをして、
仕組みの中で振る舞い、踊らされ、
一喜一憂をして、
尽きる。
果てる。

過去がインストールされていく。
現実はやがて過去に、自動アップデートされていく。


あなたらしい、自由な生き方を。
どうか 何ものにも縛られずに自由な生き方を。
願う。
祈る。

決して、不自由からの反発ではなく。ただ批判や否定に意義を見出すのではなく。

何かを守ることで強くなること。弱くなること。
何かを守り続けなければならない不自由が、
いつか、自由な感性を生み出してくれるのだろうか。

個体に絡まる不自由な感受が・肉体が、物質が。

苦しさに陶酔することなかれ。

生物がほんとうに幸せを目指すなら、苦しさに溺れる暇も無い。

自由をわたしが下そう。
わたしのための自由を。

freedom from "yourself"?