藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“【Moran】 : 『Snowing』を聞いた。”

Moran 2ヶ月連続リリース第2弾。『Snowing』を聞きました。

表題曲はSizna作曲によるバラード。
雪が降り積もる過程、溶けていく過程を人の想いにのせたもの。

想いや感情が共感し伝わればいいのだろうか。どうしたら届くのだろうか。
温度が伝わることへの重み、伝わらない温度だからこそ届いた想いのあやうさ。

音としては最後のサビ前での静寂に響くドラムがいいですね。雪の重さがあって。


2曲目は“暁に燃ゆ”。こちらもSizna作曲。

非常に“らしい”アップテンポに刻む曲。
詞は未練たっぷりな感情が見える。

しかしこれ 継続を願っていたのか、新たなる始まりを望んでいたのか分からないよね。
『稚拙な火傷が残るまで 強く灰を握った』ワケですからね。

で、詞の最後の一行の部分だけが独立しているように感じて。この“虹”が“諦めること”にも取れるような気がしてしまったり。
始まりを助長させる終わりの宣告。とか。


3曲目は“Cello suite”。こちらはSoan作曲。

前作同様、通常盤のみ収録でライブ用だそうですが、これが一番画が浮かぶというかー…。物語として最適というかー…。
アガる曲なのですが、内容は滑稽さが出てるようで。詞をそのまま当てはめていくととても惨め。

旋律を聴く側のほうは共感を感じるのでしょうけど、一人で演ってるほうは別にどーでもいーような。
陶酔してるから。
や、詞の冒頭から“みずぼらしい燕尾”って、みずぼらしいだけならもっとみずぼらしく出来たハズなのに、わざわざ、みずぼらしい 燕 尾 を纏ってまで演る必要が当人にはあったわけだもの。


……前作同様、3曲目が一番気になる曲でしたな…。

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