藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『空手小公子 小日向海流 47巻』読了。”

『空手小公子 小日向海流 47巻』を読みました。

小日向と鳴海透が争うPOKFの王座決定戦の日が、静かに近づいていた。急ピッチで鳴海対策の練習を積む小日向に対し、トレーナーのカオルは、鳴海の使う殺気の無い攻撃「無拍子」に対応できなければ絶対に勝つことはできないと断言するが‥‥。本巻ではアンダーカードとしてデビューを飾った鏑木流の若武者たちの活躍から、タイトルマッチの開幕直後の攻防までを収録ッ!明かされる鳴海の過去からも目が離せない!amazon内容紹介より。


……、冒頭からペドロ(あと才蔵)視点で話が始まったからギャグ展開で続くのかと……w
単行本収録話数まで調整してるんだとしたら見事ですよね、これ。
内容もそのあとの鏑木流の面々の活躍に繋がっていくワケですし。
ク●レマ●コ、ク●レマ●コ言うなし………www


葉山健太郎の試合に関しては、濱田さんが笑いながら送り出してるところがあったので(や、ここ読んでて笑ってしまったし…w)、マジでネタ試合かと思ってましたよ…。
実はガチでそういう相手を狙ってブッキングしてたとか、小日向に参考になるようにしてたとか、出来すぎじゃないか ってくらいゲームメイクしてますよね。セコンドが。トレーナーが。

で、まさにここからが“メイン”で
前巻で顔見世となった隻眼の鳴海との試合が始まって、鳴海の過去の回想のところで終わってるのですが、
佇まいからして静かで刺々しくないので…また、ミシェールさんから『負けたら即引退』の話が出たこと、そしてその過去描写から、背負ってる覚悟が表われてて応援したくなる感じですよね。

ロープを背中に触れてる状態で距離を図ってるとありましたけど、まさに一歩も引けない状況を自ら作り出して間合いを取ってるというか。……ただ本意は違って、ホントはもっと攻めたいようですけど。
背水の陣で息巻いているワケでも無いみたいですし。このあたりは試合が進むにつれ、鳴海のスタイルがさらに表われてくるのでしょうか。

空手小公子 小日向海流(47) (ヤンマガKCスペシャル)空手小公子 小日向海流(47) (ヤンマガKCスペシャル)
(2012/02/06)
馬場 康誌

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