藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『HUNTER×HUNTER 28巻』読了。”

HUNTER×HUNTER 28巻』を読みました。

ヤバい。問答無用に面白い。

メインとなるのはネテロ会長と王の戦い。

最初っから“薔薇”を抱えて戦いに挑んでるにもかかわらず、戦いにおいて受け身が基本だった会長が、嬉々として戦ってるのは、全力を出して挑める相手が居るコトが嬉しいというのも大きいのだね。

それが王の言う、両手を合わせるというモーションの矛盾。“賞賛”が、会長の戦いに表れてるし、それを王も感じとるとかね。
戦いのあと、朽ちた会長の姿に“進化(悪意)”と称するコトや、“狂気”を込めたコト。
“狂気”を払う対価に満ちた相手への敬意とでも言うのか。

この戦いで、“蟻”と“人間”が明確になったのかな。統率と忠誠を義とする“蟻”が、“人間”のコトは分からないと言うような。“我”のひずみとか“個”の集積とか。
一時期は解決の意図さえ見えていたユピーの事も、そうした“人間”に振り回された故に“揺らいだ”のかな。

一方のゴンはずっと“待機”。
この巻の終わりには“治療”が終わりコムギを保険として。
『信じてくれるよな…!』
という純粋な信頼をぶつけるという脅迫。

登場シーンは少なかったけど、ゴンの存在感は圧倒的でしたね。

続きは来月発売の29巻で。ジャンプ掲載時にネット上で話題になった、ゴン…さん を、とうとう見れるワケで。

Book HUNTER×HUNTER(29)

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