良守の極限無想から、まじない破りの完成。
そして正守は烏森の正体を知ることに。
無想に伴って現れた“管理者”の“しぐま”だけど、時音の反応が微妙な感じ。
個人的に、私が読んでても好意的な印象を持てないんですよね、しぐま。
267話の扉絵のカットとかさ、悪魔みたいに見えるんですよ。(“悪魔”っていうと言葉が陳腐に受け取られかねないですが、本当にそう思ったので。)
もしくは田んぼとかの土をひっくり返した時に這っていそうな虫みたいな。私ゃ“しぐま”の見た目にゃそういう印象を持ちましたね。
扇七郎相手に『いいぞ、もっとやれ!』みたいなコトとかもね。
正守と夢路(月久)の駆け引きは面白かった。
“覚悟を要求する”という。
あとP.103の夢路のセリフは興味深い。
でもそれは夢路自身にも言えるコトだと思うけどね。
カケルがギャーギャー泣いたり、夢路の態度とか、みっともない人間臭さが面白かったです。
この巻のラストではまた予想が付かない引きになってますので、どうなることやら…。
今までが展開的に進展してなかったので、この巻は非常に楽しめました。
ところで酔っ払いのオッサンは別に重要キャラじゃなくて、ただのオッサンだよねぇ。
結界師 / 28 (少年サンデーコミックス) 著者:田辺 イエロウ |