藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『モテキ 3巻』読了。”

最近は面白いマンガ賞みたいなのにもノミネートされてるようで。なんだか嬉しいですね。
“3・3・7 ビョーシ”から久保ミツロウ先生を知ってるとね。

モテキ 3 (イブニングKC)』を読みました。

この巻も読み進めど本を閉じたくなってしまったり、でも先が気になって読み進めたり…。
…本を閉じたくなるのは、バシバシ内容が刺さるからですが。

土井さんのねぇ〜…男性への分析も分かるんですよ。(P.38)けどねぇ〜…うーん。
男性は内面 傷付きやすいですよ。見た目が豪傑な男とかナイーブやから。…てゆーか土井さん今まで男性の方から告白するようにさせてきたのに、自分が脆いなんてコトぁ無いでしょう。…と思ってしまいますが。
「私だって 自信ないのよ? 言わなきゃ気付かないの?」
とか。その自信が無いように見えないんですよね。これはフジ君の視点になるのかもしれませんが。
バシっと、パリッとしてる感じがね。何か強固なる土台があって、余裕たっぷりでゆとりある人間関係を取ってるような。
フジ君視点でいくと、土井さんを通して『女はみんなこうなんだー! どうせ本命で男がいて…』みたいな。

まぁフジ君の、自己否定して低く見積もるコトでどこか安心することは、P.134 で土井さんがブチギレてますから。…それはそれとして……。

あと、P.38のトコで、『自分が自信を持てる女に落ち着く』と土井さんが思ってるけど、
キスを目撃して飛び出したいつかちゃんのシーン、P.59では、『自分に自信がないからこそ 美人にしか埋められない穴があるんだ』とか。
思うところは女性によっても、男性によっても違うのでしょうが…―――。

P.159。
『藤本君も オム先生も 私の中に踏み込もうとしてないじゃん 私の事 怖がんないでよ』
だけど、怖いんですよねぇ。土足で上がって傷付けて傷付くのが怖いから。

ところで後半、原稿ヤバいオム先生がケンカ別れしたアシさん野村さんに真摯にお願いするトコは良いなぁと。
フジ君は最初のキッカケが、自分が好きだからってワケで動いてないからちょっとフラフラしてるんだけど、それ以外の行動力は凄いと思うんだけどね。

ちゃんと人と向き合って、コミュニケーションしようとしてるだけ良いと思うよ。これが作品としての希望だと思う。

…いやぁ〜〜…、だって現実は、本音で話しても はぐらかされたり、うわべだけの空々しい話で。共有できるのは愚痴だけで〜…、…とかね。

あとがきにて4巻完結とありましたが、マジですか。どう終わるか全く検討つきませんが…。

モテキ 3 (イブニングKC) Book モテキ 3 (イブニングKC)

著者:久保 ミツロウ
販売元:講談社
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