今期、通して見たドラマはこの『フリーター、家を買う。』でした。
ネットでの評判もあったので、通して見ることにしたんですが、見て良かったですよ。
特に変わったコトは起きないし、別段ハラハラ・ドキドキも無いんですが、ドラマの作中で描かれてるコトは『フツーにあること』なんですよねぇ。
亜矢子姉さんのトコで医者に育てることで姑との言い争いがあったり、隣の西本さん家では思い通りに息子は育ったけど仲が悪いとか。
父親との衝突は何もしなくても出てくるコトだし、むしろ父親とはあまり口をきかないくらいだし。(そんな中、本編後半からは積極的に誠治は父親と喋ってたと思いますけど)
大悦土木は出来すぎなくらいメンバーの人柄が良かったですね。ま、家族仲の険悪な武家との対比ではあったかもしれませんけど。
別にこのドラマは『家を買う』ことが目的でも、『うつ病が治る』ことが着地点でも無かったと思うんですよね。…最終回では引っ越しましたけど。
『いつでも再スタートできる』っていう。これだけだったんでしょうね。
起こる事に腐らずに、動いていくっていう。 武家のコトに限らず、哲平の足のコトも。
だから最終回の時点では、まだこれから抱えていく家のローンのコトでひと悶着出てくるだろうし、解決しないことに振り回されていくんだろうなぁ、と想像つきます。
また役者陣では浅野温子さんが存在が大きかったです。すごい『母親』です。
オフィシャルHPでの演者さんのインタビューも読みましたけど、いい空気で撮影に臨まれてたようで。
また、ドラマで扱った事象と今の時代のコトを照らし合わせたコメントについてもそれぞれの演者さんの生まれ育った世代、価値観があり(ご本人もですし、その役者さんにお子さんがみえる場合はお子さんに対して も。)、解決策は無くとも閉塞はしていないのではないか。とも思いました。
このまま特番放送とか無いほうが良いですね。見終わった人がそれぞれ各キャラのその後を想像したり、実生活に思い巡らすのが丁度いいのかも。
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